日々これきらり

にっこり、ほっこり、きらり。春夏秋冬、毎日の暮らしの中で体験したことやお役立ち情報をつづります。

折り紙で簡単にできる【箸袋の折り方】お正月の祝い箸にどうぞ

お正月の食卓には、いつもとちがうお箸が並びます。祝い箸です。まだ幼かった頃の元日の朝。いつものように起きてくると、食卓に置かれた華やかな箸袋が目に入ります。普段とは違う光景に「お正月だ~!」と、気分が高まったものです。

市販の箸袋にもきれいなものがたくさんありますが、折り紙千代紙を使って手作りするのもいいものですよ。家族のイメージによって、折り紙や千代紙の色柄を変えてあげると会話がはずみますよね。何より、一つ一つ折って作ったというその愛情が家族みんなに伝わるはず。

この記事でご紹介する箸袋は、折り紙や千代紙を2枚重ねて作ります。パッと見たところ、難しいのかなという気がしますが、意外と簡単にできるんですよ。

千代紙で作った箸袋

簡単にできる箸袋の折り方

では、さっそく折り方をご説明していきます。

折り紙か千代紙を2枚用意します。無地のものと柄入りのものとを組み合わせてもいいですね。ここでは、色も柄も違う2枚の千代紙を使って作りました。

2種類の千代紙

まず、裏の白いほうを合わせて重ねます。このときに、下の写真のように少しずらして重ねてください。下に置いた紙の色が箸袋のメインの色になります。どちらの紙を主役にしたいのかを決めてから重ねてくださいね。白い部分が均等に出るようにします。千代紙を重ねたまま、最後まで折っていきますよ。

【ポイント!】折っていくうちに、紙がずれてしまうことがありますので、この段階でのりで軽く止めておくと折りやすいです。べたっと全体を貼りつける必要はありません。べっとりとのりをつけてしまうと紙がよれてしまいますので、あくまでも軽くでOKです。

「テープのり」を使うと、手が汚れませんし、きれいに貼りつけることができます。

2種類の千代紙を重ねている様子

重ねた千代紙の左側を写真のように右に向けて折り曲げます。左側の「角」と右側の「角」が水平になるように意識して折ります。

2種類の千代紙で箸袋を折っている様子

次に、左に向けて折り返します。このときに、「角」の部分が最初の折り目から少しだけ、はみ出るようにして折ってください。

2種類の千代紙で箸袋を折っている様子

重ねた千代紙の右側を写真のように左に向けて折ります。

2種類の千代紙で箸袋を折っている様子

先ほど左に向けて折った部分を右に向けて折り返します。このときに、左側の折り目から少しずらして折るのがポイントです。

2種類の千代紙で箸袋を折っている様子

もう一度、左に向けて折り返します。

2種類の千代紙で箸袋を折っている様子

さらにもう一度、右に向けて折り返してください。

2種類の千代紙で箸袋を折っている様子

箸袋の底になる部分を裏側に折り曲げたら、できあがりです。

簡単に作れる箸袋

以上、簡単にできる箸袋の折り方でした。

ウメの花や扇など、お正月らしい柄の千代紙を選んで作ってみました。折り紙や千代紙を2枚重ねることで豪華さが出ますね。色柄の組み合わせ方によって、まったく違った雰囲気のものができあがります。

市販の祝い箸だと、全部同じ模様になってしまいがちです。でも、手作りすることで、いろいろな種類の箸袋ができます。お正月の食卓がいっそう華やかになりますよ。お子さんと一緒に、折り紙を選びながら作ってみるのも楽しそうです。

紙を折る作業って、結構はまってしまいますね。一つ一つ折り目をつけていきながら、日本の文化っていいものだなぁとしみじみと感じていました。

水引でアレンジ

水引で飾りをつけると、よりゴージャスになります。金色や紅白の水引を使えば、お正月にふさわしい「おめでたさ」を表現できます。5色のカラフルな水引がセットになっているものが数百円くらいで販売されているので、こういうものを利用してもいいと思います。いろいろ工夫して、オリジナルの祝い箸を作ってみてくださいね。

©2017 日々これきらり