日々これきらり

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京都【辻利】の宇治抹茶スイーツは超人気ですが「ほうじ茶のケーキ」がすごく美味でした!

京都辻利といえば、宇治抹茶を使ったスイーツが大人気です。祇園にあるお店は、いつ見ても長蛇の列ができていて「相変わらずスゴイ人気だなぁ」と思いながら眺めています。もう、何年もこんな感じですからね。

阪急電鉄の河原町駅や京阪電鉄の祇園四条駅からすぐのところにあるという立地のよさもあるのでしょうけれど、やっぱり、宇治の抹茶で作ったスイーツのおいしさがあってこそ。

パフェ、ラテ、ソフトクリームにスムージー。抹茶という純和風の素材が若い人たちの口にも合うようにアレンジされているのが人気の秘密なのでしょうか。抹茶の味が濃いので、贅沢さを味わえるんですよね。

抹茶と干菓子

ところで、『辻利兵衛本店』の「ちょこれーとけーき」をご存知でしょうか?あえて、ひらがなでちょこれーとけーきと書いています。商品名がひらがななので。当然、宇治抹茶を使ったちょこれーとけーきもあるんですけれど、ほうじ茶を使ったちょこれーとけーきがすごくおいしくて、大のお気に入りになりました。

辻利兵衛本店の焙じ茶ちょこれーとけーき

『辻利兵衛本店』の「焙じ茶ちょこれーとけーき」は、こんなケーキです。

辻利兵衛本店の焙じ茶ちょこれーとけーきをカットした側面

一番下の層は、ブラックココアのスポンジ生地です。真ん中は、ほうじ茶の粉末とクーベルチュールホワイトチョコレートを合わせたムース。その上にチョコレート。

ケーキの表面にかかっている茶色い粉がありますよね。きなこのようにも見えるのですが、これは、ほうじ茶を粉末にしたものなんです。これがね、ほろ苦くて、香ばしくて、ものすごく美味なんです。

苦味のあるパウダーがスポンジ、ムース、チョコレートとマッチしていて、口の中で絶妙の味わいになるんですよ。

緑茶にも合いますし、コーヒーや紅茶にも合います。もちろん、ほうじ茶にもね。

辻利兵衛本店の焙じ茶ちょこれーとけーきを上から見た様子

ほうじ茶のスイーツ

抹茶のスイーツはかなりの種類がありますよね。和菓子はもちろん、クッキーにケーキにプリン、チョコレート、フィナンシェ、ラスクなどなど。祇園の辻利のように、パフェやソフトクリームにも使われています。

抹茶のスイーツは私も好きです。でも、ちょっと飽きてきた感がありませんか?これからは、ほうじ茶のスイーツがどんどん出てくるのではないかと思っているのですが、どうでしょう?

カフェインが少ない

ほうじ茶のいいところは、カフェインが少ない点です。妊婦さんはカフェインを避けたいですよね。妊娠中の女性にお菓子を届けたいときは、抹茶よりもほうじ茶を使ったものにすれば、身体に優しいですね。贈られた方にもきっと、その心遣いが伝わるのではないかなぁと思います。

京菓子『鼓月』の千寿せんべい

京菓子で有名な『鼓月』というお店があります。我が家の手土産は『鼓月』というくらい、頻繁にここのお菓子を購入しています。

私は小さい頃から『鼓月』の「千寿せんべい」をよく食べていました。「千寿せんべい」は、波のようにひだひだがついている2枚のおせんべいの間に白いクリームが挟んであるお菓子です。せんべいという名がついていますが、どちらかというと洋菓子風の味わいなので、子供も大好きなお菓子です。

この「千寿せんべい」にも、ほうじ茶を使った新作が登場しています。「姫 千寿せんべい」という、小さくてかわいい一口サイズの「千寿せんべい」に有機ほうじ茶で作ったクリームが挟んであるんです。

初めて食べた時は、「あっ、これイケル!」と思いました。これまでの白いシュガークリームのものは、「ちょっと甘いなぁ」と感じるようになっていたので、ほうじ茶クリームのほろ苦さが私の口に合ったんですね。

抹茶もいいけどほうじ茶もね

ほうじ茶を使って作られたお菓子は、味に深みがあります。香ばしい香りとほろ苦い風味は、まさに大人向き。甘さ控えめのスイーツが好きな人にもおすすめしたいです。きっと、気に入ると思いますよ。

一般的に、抹茶は高級品でほうじ茶は庶民的というイメージがあると思うのですが、老舗のお菓子処の手にかかると、庶民的なお茶が贈答品にもふさわしい立派なスイーツに変身します。みなさまも、ご賞味あれ。

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