陶器でできた羊の置物と根付で2015年を迎えます
いよいよ今年も残り一日ちょっととなりました。2014年の干支の馬から2015年の干支の羊へバトンタッチする瞬間が、もう間もなく訪れます。
我が家では、毎年、陶器でつくられた干支の置物を飾っているんですよ。薬師窯の招福干支置物です。干支のお人形は12月に購入するのですが、今回も羊の置物が準備万端で待機中です。
ご覧のとおり、コロンとした丸みのあるかわいらしい羊さんです。いつも、大きいのと小さいのが2体セットになっています。招福祈願の縁起物なので、欠かしたことがありません。
年末に干支の置物を飾る準備をしていると、「あぁ、今年もいろいろあったけど、無事に過ごせてよかったなぁ」という気持ちになります。
陶器製の羊の置物
赤色と白色の陶器製の羊には、それぞれ、「寿」、「福」というおめでたい文字が書かれています。角の金色が華やかさを添えてくれていますね。それにしても、とっても優しい表情の羊さんですよね。じっと見つめていると、心がほっと安らぐ感じがします。来年は、穏やかに過ごせる一年になるといいなぁなんて思いました。
金の屏風がお正月らしい雰囲気を演出してくれるので、年始にお客様をお迎えするときに飾っておくのにちょうどいいですよ。こじんまりした置物ですけれど、紅白で存在感があるためなのか、目に留まることが多いようです。
こうして、少しずつ、新しい年を迎える準備が進んでいきます。年末は何かと慌しくて、バタバタしている時間が増えますが、来年の干支のお人形を箱から出して眺めていると、ちょっとしたワクワク感と新鮮な気分でいっぱいになります。
羊の根付
陶器の置物の他にも、毎年購入しているものがあります。それは、干支の根付です。
根付とは
根付というのは、簡単に言うと、和風のストラップみたいなものです。昔、着物で生活するのが当たり前だった頃、お金を入れる巾着や印籠などを帯にぶら下げて持ち歩いていたんですね。巾着や印籠が帯から滑り落ちるのを防ぐために根付が使われていました。根付は、滑り止めの道具だったわけです。
主に男性が使う道具だったのですが、現在では、装飾品として、女性がきれいな根付を帯につけているのをよく見かけます。着物や帯の色柄と調和させて、おしゃれを楽しむことができます。
今年手に入れた羊の根付はこちらです。
これまた、癒やし系の羊さんでしょ。このお顔を見ていると、ふわ~っと身体の力が抜けていくような、ほんわかムードに包まれます。
ちなみに、2014年の干支の馬の根付はこちら。
こうして比べてみると、描かれている模様の違いがよくわかります。ちゃんと、毎年変えてつくられているんですね。
この根付には、上下に2つの鈴がついていて、チリリンと涼やかな音を鳴らしてくれるんですよ。
薬師窯
干支の置物と同じく、根付も薬師窯のものです。薬師窯の招き猫は、どこかで目にしたことがある方がいらっしゃるかもしれませんね。雛人形や五月人形も有名です。お人形の横に「光堂作」と記された木製の銘板が添えられているので、すぐにわかります。
薬師窯の作品は、愛知県の瀬戸市でつくられています。七福神の置物やふくろう、うさぎ、カエルの招福置物もあります。薬師窯の作品は、どれも気取りがなくて、親しみやすい雰囲気を持っているのが特徴ですね。
愛らしいお顔のお人形が多いので、贈り物にしても喜ばれると思います。高貴なお顔やリアルな表情のお人形は「怖い」と感じる人もいるんですよねぇ。お人形って、よく考えずに贈ると失敗することがありますけれど、薬師窯のものなら大丈夫。にっこり笑顔になるようなものばかりですから。