日々これきらり

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野菜や果物を食べると吐き気がするのは花粉症の影響だったとは!

もう、ずい分前からなんですけど、野菜果物を食べると軽い吐き気をもよおすことがあるんですよね。

野菜といっても、煮たり、焼いたり、炒めたりして、火を通してあるものは大丈夫なんです。

特定の生野菜にアレルギー反応が出る

生野菜が要注意なんですけど、すべてがダメというわけではなくて。特に、トマトキュウリを食べると気分が悪くなることがあります。

でもそれも、食べれば必ず吐き気をもよおすというのではなくて、体調がいい日は、多めに食べても平気だったりするんですよねぇ。

逆に、寝不足だったり、疲れがひどいときは、「今日は無理だな……」というのが、口にする前からなんとなくわかります。

食べると吐き気がする果物

私は野菜よりも、果物のほうが食べられない種類が多いんです。

フルーツは大好きなのに、気分が悪くなるという理由で食べることができないのって、ほんと、残念に思います。

私の身体に合わなくなってしまった果物は、イチゴ、ナシ、モモ、キウイ、メロン、みかん、リンゴ、スイカあたりです。

イチゴが食べられないなんて、「冗談じゃない!」って感じですよ。イチゴのショートケーキに大きなイチゴがゴロンと入っていたら、取り出して、誰かに食べてもらうんです。アホみたいでしょ。

いろいろな種類のフルーツ

メロンもまずダメです。コース料理の最後に、デザートでメロンが出てくることがよくありますよね。そんなときは、「よかったら、食べてくれる?」と言わなければなりません。「え~!メロンいらんの?」と、みんな、喜んで食べてくれますけれど。

加工したフルーツは問題ない

特にイチゴに対する反応が敏感で、食べると吐き気がするんですけど、なぜか、加工されているものは食べても平気なんです。

例えば、イチゴを使ったスイーツがたくさんありますよね。フリーズドライのイチゴをホワイトチョコレートでくるんだのとか。「いちごが濃いアポロ」とかね。そういうのは食べても何も起こらないんです。生のフルーツだけがダメなんですね。

ドライフルーツ

ドライフルーツだと、まったく問題ありません。同じ果物なのにね。

ただ、ドライフルーツはお砂糖をたくさん使っていますから、ヘルシーさに欠けるところがあります。やっぱり、新鮮な生のフルーツにはかないません。

野菜ジュース

市販の野菜ジュースは、いくらでも飲むことができます。口にすると吐き気がする類の野菜やフルーツが入っていても大丈夫です。

加工することで、成分の何かが変化するからなのでしょうか。

生野菜や新鮮なフルーツをたくさん摂るのが難しいので、ビタミンを補給するために野菜ジュースを飲むようにしています。

ほんとは、生の野菜や果物をたっぷり摂りたいんですけれど。

ローズヒップ

野菜ジュースだけでは不十分なので、ローズヒップティーもほぼ毎日飲んでいます。もちろん、お茶を出した後に残った実も全部食べています。これを捨ててしまうのは、すごーくもったいないことなんですよね。

ローズヒップはビタミンCをはじめ、ビタミンA、ビタミンE、カルシウム、鉄分など、栄養たっぷりで健康にも美容にもいいですから。

ローズヒップティーって、一時期、ものすごく流行しましたけど、今は、忘れ去られた感があります。でも、やっぱり、継続的に飲んでいると、身体が喜んでいるように感じますよ。

花粉症と果物アレルギー

生の野菜や果物を食べると気分が悪くなるようになってから、「何かのアレルギーなのかな」と漠然と考えていたんです。

実は、花粉症と関係があったんですね!

共通するアレルゲン

花粉症は何らかの植物の花粉がアレルゲンとなって症状が出るわけですが、野菜や果物に対するアレルギーも原理は同じ。特定の成分がアレルゲンとなって具合が悪くなるとのことです。

そして、花粉のアレルゲンと野菜や果物のアレルゲンには共通するものがあります。

例えば、スギ花粉やヒノキ花粉対して症状が出る人は、トマトを食べると何らかの体調の変化を感じることが多いんですって。

これはまさに、私のことです。

スギ花粉が飛散する時期だけでなく、その後のヒノキ花粉が舞い飛ぶ時期も、くしゃみや鼻水のひどさに悩まされていますから。トマトを食べることができない日が時々ありますしね。

花粉の種類と野菜や果物のアレルゲン

特定の植物のアレルゲンとどんな種類の野菜や果物のアレルゲンが共通しているのかが判明しているようです。

植物と食べ物の対応表をザッと見てみました。

キュウリ、スイカ、メロンなど、ウリ科の野菜や果物を食べると、気分が悪くなりがちな私は、ブタクサの花粉にも反応が出ている可能性が高いです。ブタクサの花粉にに反応する人は、バナナにもアレルギーが出るらしいんですね。でも、私の場合は、バナナは生でも食べられるんですよねぇ。

必ずしも、一覧表の通りにアレルギー反応が出るというわけではないのでしょうね。

花粉症を発症してからずい分経っていますけれど、どの植物に対してアレルギー反応が起きる体質なのか、一度も病院で調べてもらったことがありません。

前にも書きましたけど、私、病院嫌いなので。

ちなみに、私の妹は、カモガヤに対する反応が大きい体質のようです。

症状は人それぞれ

花粉症の症状が人によって違うように、野菜や果物を食べたときにどのようなアレルギー反応が起こるのかも、人によって異なります。

私は主に吐き気ですけれど、妹は舌がピリッとすると言っていました。叔母の場合は、唇に違和感を覚えることが多いようです。

のどが痛くなったり、かゆみが出る人もいます。

アレルギー反応が出ない人

毎年、花粉症の症状が出ていて、ひどいときには上を向いて寝ていなければならないくらいの母の場合、どういうわけか、野菜も果物も平気な顔してパクパク食べています。

これは、いったい、なぜなの?(笑)

まったく、うらやましい限りです。私も好きなフルーツを思いっきり食べることができるようになりたいなぁ。

花粉症を治す

特定の植物の花粉と野菜や果物のアレルゲンが同じということなら、花粉症を治すことができれば、野菜や果物も思う存分食べられるようになるんですよね。

花粉症の根本的な治療としては、前の記事に書いた舌下免疫療法が有効です。

が、舌下免疫療法で治療できるのは、今のところはスギ花粉の花粉症のみです。

思うんですけど、スギに反応が出ている人は、他の花粉にも反応している可能性がありますよね。一種類だけという人のほうが少ないのではないかな。

妹は病院でアレルゲンの検査してもらっていますが、カモガヤが突出しているものの、他の植物にも反応があったそうです。

将来的に、いろいろな種類の植物が原因の花粉症にも対応できるようになるといいですよね。そして、個人に合った薬を配合して投与できるようになれば、辛いアレルギーの症状から開放される人がどんどん増えるのではなかなぁと期待しています。

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