手ぬぐいと保冷剤で粋に熱中症対策を
熱中症対策に役立つグッズはたくさん市販されていますが、私が愛用しているのは、手ぬぐいと保冷剤です。
手ぬぐいと保冷剤で熱中症を予防
ケーキなんかについてくる保冷剤を捨てずに取っておきます。そして、凍らせた保冷剤を手ぬぐいでくるみ、冷たい部分が首の後ろに当たるようにして、首に巻きます。
首の後ろがひんやりして、とっても気持ちいいんです。首の後ろを冷やしておくことで、熱中症を予防することができます。
手ぬぐいと保冷剤は、キッチンでお料理をするときや外でお花の水やりをするときなどに大活躍してくれますよ。
手ぬぐいタオル
昔ながらの日本手ぬぐいも使いますけれど、最近は、タオル手ぬぐいをよく使っています。私が持っているタオル手ぬぐいの一部をご紹介しますね。
普通の手ぬぐいよりも厚みがあるし、少し大きいので、使いやすいんです。
上の写真がタオル手ぬぐいです。カラフルでかわいいでしょ。クジラ、朝顔、花火といった夏らしい柄もあります。
日本手ぬぐい
普段着は作務衣と下駄というのが定番になってから、日本手ぬぐいを愛用するようになりました。作務衣を着るとき、襟の変わりに手ぬぐいを使うんです。着物の半襟みたいな感じで。
いろんな柄のものがあるので、着こなしのアクセントになるんですね。
夏にピッタリの柄だと、こんなのがあります。
金魚です。黒い金魚と赤い金魚。子どものころ、金魚すくいをしたときの光景を思い出させてくれます。
こんな柄もありますよ。
ヒュー、ドロドロ。おばけでございまーす。ユーモラスなおばけちゃんがたくさん。
手ぬぐいはユニークな柄のものが多いので、集めるのが楽しいです。
真夏に電気が止まる
数年前、お隣さんが家を建てかえたんですね。季節は夏でした。
新しい家が建つまでの間、近所のマンションに部屋を借りて、仮住まいをすることになったんです。
ところが、その家のおじいちゃんが、大失敗をしてしまいました。電気を止める日にちを勝手に早めてしまったんです。
まだ、古い家で過ごさなければいけなかったのに、電気が止まってしまって、さあ、大変!夏なので、暑い暑い。みんな、大ブーイングですよ。
そりゃそうだ。クーラーも扇風機も使えないんですから。もちろん、冷蔵庫もね。
その話を耳にした私たち。母はすぐさま、ありったけの保冷剤を用意し、私は手ぬぐいを準備しました。そして、「首に巻いて使ってください」とお隣さんに渡したんです。
ものすごく喜んでくださいました。「保冷剤、たくさんストックしておいてよかった」と、このときほど実感したことはありません。
かまわぬ
白地に赤で「かまわぬ」の柄を描いた手ぬぐいは、私の一番のお気に入りでした。
ちょっと迷ったんですけど、「かまわぬ」もお隣さんにあげました。年頃の女の子が2人いたので、「やっぱり、赤い柄がいいんだろうなぁ」ということで。
草を刈るかま、輪っかのわ、ひらがなのぬで「かまわぬ」です。この遊び心が好きなんだな。
知らないうちに熱中症になったらどうする?
これだけあちこちで情報が広まっているので、日ごろから熱中症対策をとることは当たり前になっていますが、意外な落とし穴もあるものです。
寝て起きたら熱中症になっていた!
先日、私の妹が寝ている間に熱中症になったんです。
妹は眠りが深くて、一度眠りにつくと、まず起きません。部屋のすぐ側の道路で消防車が作業をしていても気づかないほどなんです。普通は、あのけたたましいサイレンを鳴らして消防車がやってきたら、飛び起きますけれど。
そんな妹だから、どんなに暑くても眠り続けるわけですよ。しかも、クーラーも扇風機も使わずに寝るんです。
クーラーも扇風機も使わないなんて、私だったら、まず、寝つけません。絶対に夜中に暑くて目が覚めます。
眠りが深いというのはいいことだけど、リスクもありますね。朝起きたら、ものすごい量の汗をかいていて、頭痛もしたんですって。明らかに熱中症の症状です。
脱水症のリスクがあるので、急いで水を飲み、塩気のあるものを摂ったそうです。幸い、症状が軽くてすみましたけど、寝ている間に熱中症になってしまうとは!危ない、危ない。
寝て起きたら室温が38度だった!
お次は、手ぬぐいと保冷剤をあげた、お隣の奥さんのお話です。
彼女はフルタイムで働いている主婦なので、仕事が休みの日は遅くまで寝ています。8月上旬のある日のことです。
「今日、起きたら、部屋が38度だった~」と。
38度ってそれ、アカンやん!暑すぎやで。
高温になっている室内で眠っていたにもかかわらず、元気だったのは幸いでした。
彼女の部屋は、窓が2つある日当たりのいい部屋です。雨戸がない部屋なので、夏の強い日差しで室温が急上昇したのでしょう。日当たりのいい部屋は、日差しをさえぎる工夫が必要です。
眠っている間に命を落とす
妹やお隣の奥さんは、まだ若いので、重症の熱中症にならずにすんだのかもしれません。
でも、これが高齢の方だと、かなり危険です。
エアコンをつけずに眠っていた、3姉妹が亡くなったというニュースがありましたよね。80代と90代の女性でした。
クーラーの冷気が苦手な人って結構いますけど、熱中症にならない程度の室温をキープする工夫をしておかないとダメですね。
気づいたときには手遅れに……。なんてことになったら、取り返しがつきませんから。
クーラーのタイマー機能を活用する、扇風機を回しておく、ひんやりグッズを使うなど、対策はいろいろあります。
熱中症は、忍び足でやってくるということを肝に銘じておかないといけませんね。
お風呂から上がったら頭痛と吐き気が
最後は、私が経験したことです。
私は毎日、半身浴をしているんですね。いつも、スッキリした気分でお風呂場から出てくるのですが、その日は違いました。
頭が痛くて、おまけに吐き気までするんです。「あぁ、これ、熱中症だわ」と、すぐに思いました。
お湯の温度に注意
私の場合は、湯船のお湯の温度が高すぎたのが原因でした。40度に設定していたんです。
気温がグングン上がっているのに、湯船のお湯の温度は春と同じ。身体がついていかなかったのでしょう。
体調にもよる
しかも、その日は夕方、西日の当たる場所で土いじりをしていました。1時間半くらいだったと思います。この作業で、すでに体力を消耗していた可能性があります。
そこへ、高温での半身浴です。
私としては、普段と変わらない日常生活を送っていただけなんですけれど、身体は暑さと戦っていたのですね。
自覚がなくても、体力を消耗していると、熱中症になりやすくなります。
熱中症対策用のドリンクをごくごく飲んで、クーラーがきいている部屋で横になり、扇風機の風に当たって休んでいたら、頭痛と吐き気はおさまりました。
この夏、暑さでめまいや頭痛がすることは何度かありました。でも、吐き気まではなかったので、ちょっと驚きました。
夏場はお風呂の温度設定を低めにして、長風呂をしないようにしたほうがよさそうです。
熱中症指数
私は毎日、Yahoo! JAPANのピンポイント天気で、お天気を確認しています。
お盆も過ぎ、ピーク時よりは過ごしやすくなったものの、私が住んでいる地域の熱中症指数は、今日も厳重警戒となっていました。
ここ数日、体感温度は下がっていますけど、まだまだ油断は禁物なんですねぇ。数日後には、再び35度を超える猛暑日がやってくるみたいです。
もうしばらく、暑さ対策が必要ですね。