薬を飲まずに風邪を早く治す方法
めったに風邪をひかない私が、のどの痛み、熱、鼻水のフルコースを体験しました。風で寝込んでいた母の看病をしていたときにうつってしまったようです。
のどの痛み、熱、鼻水のどの症状も割りとひどいものだったのですが、風邪薬は一切飲まずに治しました。
この記事では、一刻も早く風邪を治す方法を体験談と共にご紹介していきます。
薬を飲まずに風邪を治す
まず、薬は一錠たりとも飲んでいません。
子供の頃は身体が弱くて、しょっちゅう風邪をひいていました。その度に、近所の個人病院で診てもらって、お薬も出してもらっていました。
でも、大人になってからは、よほどのことがない限り、風邪薬は飲まないようにしています。よほどのことというのは、何がなんでも症状をおさえ込まないとマズイ状況にある場合ですね。
丸一日か2日間くらい、ゆっくり休める状況にあるなら、薬は飲まずに治します。
薬剤師さんの言葉
風邪薬については、否定している薬剤師さんもいらっしゃるんですよねぇ。近所で評判の整体師さんの奥様が薬剤師さんなんですけど、「風邪薬は飲まないほうがいいですよ」と話していたんですって。
身体には免疫力が備わっています。風邪の症状が出ているときは、体内の細胞がウイルスと一生懸命戦ってくれているんですよね。だから、症状をおさえるのではなく、痰でも鼻水でも、どんどん出すほうがいいというわけです。
私も「そうなんだろうなぁ」と納得しているので、めったに薬は飲みません。
のどの痛みの治し方
私の場合、最初にのどにきました。「あれっ!?のどがなんか痛いぞ」と思っていたら、あっという間につばを飲み込むの辛いくらいの痛みに進行しています。
大根のはちみつ漬け
のどの痛みに効くのは、昔ながらの大根のはちみつ漬けです。つくりかたはスゴク簡単です。小さく切った大根をはちみつに漬けておくだけ。
下の写真は家でつくった大根のはちみつ漬けです。
じわじわと大根のエキスがはちみつに溶け込んで、さらさらとした液体ができます。
この黄金色の液体をお湯で薄めて飲みます。優しい甘さと大根のエキスがのどの痛みを和らげてくれます。
ただ、欠点もあるんです。大根のはちみつ漬けは、つくるのに少し時間がかかりますし、飲み始めるとすぐになくなってしまいます。
そこで、もうひとつ、のどの痛みによく効くものをご紹介します。
はちみつのみでつくられた飴
お店には、「のど飴」という名のついた飴がたくさん並んでいます。私もいろんな種類ののど飴を試してみました。
ちょっとのどがイガイガするくらいなら、どんなのど飴でも重宝するんですけど、唾液を飲み込むのが辛いほどひどい痛みがあるときには、100%はちみつの飴がイチオシです。
私は扇雀飴本舗(せんじゃくあめほんぽ)の「はちみつ100%のキャンデー」を舐めていました。
実は、このはちみつキャンデーがこんなにのどの痛みに効くとは知りませんでした。たまたま買ってきた数種類の飴の中に、「はちみつ100%のキャンデー」があったんです。
のど飴のほうが効きそうだと思っていたのに、「はちみつ100%のキャンデー」の大勝利。辛いのどの痛みがラクになって驚きました。
はちみつの効果
はちみつには、殺菌効果と炎症をおさえてくれる作用があります。風邪のウイルスでのどがやられているときには、この殺菌効果と消炎作用が効くんですねぇ。
「はちみつってすごいんだな」と改めて感じました。
「はちみつ100%のキャンデー」には、お砂糖や添加物のような余計なものが一切入っていないので、身体にも優しいですよ。
のどの痛みがひどいときは、ぜひお試しあれ。
扇雀飴本舗のはちみつ飴には、ゆず入りのものやハーブエキス入りのものもあります。
熱を下げる方法
では次に、熱を下げる方法です。
のどが痛くなった後で、高熱が出ました。
「なんか熱っぽいな」と思って体温計で測ってみたところ、37度を超えています。平熱が36度に届かないこともある私にとって、37度でもかなり熱く感じます。
その後、数時間のうちに、みるみる熱が上がって、38度5分を超えました。
手のひらが熱い
熱があるので布団にくるまっていたのですが、どうにも寝つけません。なぜかというと、手のひらが熱すぎて耐えられなかったんです。手のひらの熱さをどうにかしたいと思ったのは初めてのことです。
「なんや、これ?」と思いながらも、とにかく手のひらを冷やしたくて冷蔵庫の前へ。冷凍庫から保冷剤を取り出します。そして、キンキンに冷えた保冷剤をじかに握って手のひらを冷やしました。
保冷剤をじかに手に当てているというのに、冷たいと感じないんですよ。熱さのほうが勝っている。額よりも手のひらが熱いなんてね。奇妙な体験でした。
焼き梅干しをお湯に入れて飲む
手のひらが熱くて耐えられないほどの高熱だったのですが、一晩で熱を下げることができました。
その秘訣は、焼き梅干しです。こちらも、つくり方は簡単です。オーブントースターで梅干しを焼くだけ。少し黒い焦げ目がつくくらいに焼きます。そして、お湯かお茶に入れて飲むんです。
焼いた梅干しをお湯に入れて飲むと、ブワーッと汗が出てきます。おそらく、これがいいんでしょうね。汗と共に熱を取り去ってくれるみたいです。
焼き梅干しを2、3杯飲んで横になっていたら、すぐに熱が下がりました。
私が使ったのは、このような小粒の梅干しです。
大きい梅干しがなかったので、小粒のものを一度に2つお湯に入れて飲んでいました。
「焼く」ということが重要なので、そのまま梅干しをお湯やお茶に入れて飲んでも効果は薄いと思います。
黄色の鼻水
風邪をひいているときは、花粉症のときの透明な鼻水とは違って、黄色になります。痰と似たような色合いです。
黄色の鼻水や痰には、身体の中の悪いものを外に出す役目があります。ですので、止めるよりもどんどん出すべきです。鼻の奥とのどはつながっているので、鼻水も痰も両方出ます。
私も、ものすごい量のティッシュを消費しました。ほんとに、キリがないくらいに出続けます。「ええかげんにせぇ」と思いながらも鼻をかみ、痰を吐き出し……。
そうしているうちに、だんだんと鼻水の色が薄くなってくるんですね。「もうすぐ治るよ」っていう証拠です。
風邪をひいたときの食事
風邪が治るまでの数日間、食事はおかゆとりんご、そしてヨーグルトでした。
幸い食欲はさほど落ちなかったので、卵のおかゆにしたり、野菜をたっぷりいれたおじやにしたりとアレンジしながら食べていました。
子供の頃は、病気になると、いつもりんごをすってもらっていました。今回は、皮をむいてカットしただけです。
ヨーグルトは毎日食べているものを。気分が悪いとヨーグルトには手が伸びませんけど、吐き気はなかったので、いつも通りに食べることができました。
ヨーグルトは免疫力を高める働きがある食べ物なので、回復を早めるのに一役買ってくれたのかもしれませんね。
身体が浄化された気分に
おかゆばかり食べていたからなのか、風邪が治る頃には、身体の中が浄化されたような清々しい気持ちになったのが印象的でした。
おかゆって、身体にいいんですね。元気なときでも、時々、おかゆデーをつくって胃腸をいたわってあげるとよさそうです。