日々これきらり

にっこり、ほっこり、きらり。春夏秋冬、毎日の暮らしの中で体験したことやお役立ち情報をつづります。

花粉やウイルスを除去!?空気清浄機の効果を体験してみました

あ~、かなりキツイです。花粉症。

ザイザルを飲んでいるというのに、くしゃみと鼻水が全然治まってくれなくて。「こりゃ、あかん」ということで、ティッシュにしみ込ませたハッカ油の香りをかぎながら、とっとと寝ました。

この時期、空気清浄機を使っている家庭が多いと思うのですが、我が家にも初めて空気清浄機がやってきましたよ。といっても、購入したのではなくて、いただきものです。

家族にナンプレ(数独)マニアがいるんですね。学研プラスから出ている「超難問ナンプレ&頭脳全開数理パズル」の問題を解いて応募したところ、見事当選したというわけなんです。

いただいた空気清浄機がこちら。

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見てください、この風貌。目玉おやじみたいでしょ。真っ赤に充血しちゃってますけど。居間に置いてあるのですが、佇まいがキュートで微笑ましい印象です。

ケンコー・トキナーの空気清浄機「ウイルスキャッチャー」

「え!?空気清浄機が当たったん?やったー!!」

と思って箱を見てみると、ケンコー・トキナーと書いてあります。初めて目にするメーカーの名前だったので、「知らんなぁ。どんな会社やろ?」というのが第一印象でした。

調べてみたところ、ケンコー・トキナーって、天体望遠鏡やプラネタリウム、レンズプロテクターで知られているみたいですね。

ところで、この目玉おやじもどきの空気清浄機は「ウイルスキャッチャー」という名のとおり、花粉だけではなくて、ウイルスも除去してくれるとのことです。

こちらはパッケージの写真です。

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効果を体験してみる

箱を開けて本体を取り出してみたところ、見た目がね、おもちゃっぽいというのかな。センサーもついてませんし。あまりに簡素なつくりに、「ほんまに効果あるんかな」とつぶやいてしまいました。

この空気清浄機はしばらくの間、居間に置いていました。キッチンへと続く居間の襖は開けっぱなしのときが多いです。玄関のすぐ側にある部屋なので、外気が頻繁に入ってくる場所でもあります。

「効果あるんかないんか、ようわからんなぁ」と思いつつ、真っ赤な目玉おやじは和室になじんでおりました。

3月に入って、私の花粉症の症状がひどくなってきたんです。試しに、この「ウイルスキャッチャー」を2階の6畳の部屋で使ったらどうなるのか実験してみることにしました。

花粉症の症状

まず、私の花粉症の症状がどれくらいひどいのかを書いておきます。ザイザルを服用しているのにもかかわらず、くしゃみの連発、鼻をかんだティッシュでゴミ箱がいっぱいという状態でした。

夕方、自分の部屋に空気清浄機を持っていき、スイッチオン!モードは「強」に設定しました。

いつもは夜にザイザルを飲んでいるのですが、この日はなし。ザイザルなしで、どれくらい耐えられるのか、「ウイルスキャッチャー」の実力を体験してみたかったんです。

くしゃみが出ない

正直、効果についてはほとんど期待していませんでした。ところが意外なことに、くしゃみが出ないんですねぇ。鼻は時おりムズムズするものの、鼻をかむほどではありません。

「おや?もしかして、効果ありなの?」と嬉しい驚き。

でも、その日は雨で花粉の飛散量は「少ない」状況でした。

翌日の花粉の量は「やや多い」です。

朝、起きてみると、やはりくしゃみが出ません。「へぇ~、ちゃんと仕事してくれてるんや、目玉おやじちゃん」なんて思いながら1階のキッチンへ行った途端、くしゃみ連発!

ということは……。私の部屋の空気は、多少なりともきれいになっていたのでは?

メリット

「ウイルスキャッチャー」のよい点を挙げてみます。

置き場所に困らない

本体の重さが795gと軽いので、どこへでも持ち運びできます。しかも、縦置きにも横置きにもできるんです。

最初の写真が縦置きした様子です。横置きすると、こうなります。

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まぁ、あえて横置きにする必要性はないような気がしますけど(笑)

電気代が安い

電気代が安いというのが最大のメリットです。

「強」モードで24時間つけっ放しにしても、月に23.8円しかかかりません。「弱」モードなら、月額14.3円です。これなら、電気料金を気にせずに、ガンガン使えます。

フィルターを洗える

新しいフィルターを購入しなくても、洗えばまた使えるというのは経済的です。

特許取得

ケンコー・トキナーの空気清浄機に使われているフィルターはEuropean Patent (欧州特許)を取得しています。

静電気を活用した永久帯電フィルターとのことです。

公式サイトに、3分間でどれだけ空気をきれいにできるかを実験した動画がありました。

デメリット

続いて、デメリットです。

動作音

「ウイルスキャッチャー」の動作音は、「弱」モードだとほとんど気になりません。静かです。「強」モードにすると、音が大きくなります。就寝中に枕元に置いて使う場合、「強」モードだと音が気になって寝つけない人がいるかもしれません。

私の場合、家の側の道路を通る車やバイクの音に慣れているので、この程度の動作音はまったく問題にはなりませんでしたけど。

あと、「強」モードにすると、空気がひんやりと感じました。枕元に置いておくと、「顔、冷たっ!」ということになります。

集塵スピードが遅い

集塵スピード、つまり、部屋の空気をきれいにするのにどれくらいの時間がかかるかということです。

「ウイルスキャッチャー」は、この集塵スピードが遅すぎます。

例えば、8畳の部屋に置いたとします。0.3ミクロンサイズの物質を除去するのに24時間もかかります。1.0ミクロンサイズだと12時間です。

15畳の部屋だと、0.3ミクロンサイズで45時間、1.0ミクロンサイズで22時間もかかってしまうことになります。

これって、空気清浄機としては致命的な遅さではないでしょうか。家族が頻繁に出たり入ったりするリビングで使うのには向いてないですよね。

私のように、6畳で自分以外は出入りしない部屋でつけっ放しにしておくという使い方なら、まぁ許容範囲というところでしょうか。

購入するなら大手メーカーのものがおすすめ

集塵スピードが遅いため、ケンコー・トキナーの空気清浄機は、おすすめできません。今回は学研プラスからいただいたので、ありがたく愛用させてもらいますけれど、購入するなら大手メーカーの商品を選びます。

シャープのプラズマクラスターが有力候補です。ダイキンやパナソニックの商品もよさそうですよね。

せっかくなら、除湿や加湿の機能がついているほうがいいですし、PM2.5対応の機能も欲しいです。「花粉モード」は売れ筋機種のほとんどが対応しています。

大手メーカーの空気清浄機は最大適用床面積が広いうえに高性能です。

「ウイルスキャッチャー」は大手メーカーの商品に比べて安価ですが、効果もそれなりです。除湿機能や加湿機能、花粉モード、匂いセンサーなどはついていません。

狭い部屋に目玉おやじを置いてみたい方のみどうぞ。(そんな人おるん?)

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