日々これきらり

にっこり、ほっこり、きらり。春夏秋冬、毎日の暮らしの中で体験したことやお役立ち情報をつづります。

夏祭りと少子化の流れ~おっちゃんおばちゃんパワーでまだまだいけまっせ~

7月14日は、地元の夏祭りでした。

13日はおふれ太鼓が街を巡って、「明日はお祭りですよ~」と住民にお知らせしてくれます。大人になった今でも、このおふれ太鼓の音を聞くと、ワクワクしてきます。

お祭りの前日は、車に乗った太鼓が巡回するだけですが、本番の今日は、お神輿をかついだ人たちが街を練り歩きます。

お神輿

ちょうど我が家の前に、お祭りに参加しているみなさんが休憩するためのテントがはられました。冷たい飲み物やお菓子を配って、一休みしてもらうための場所です。

ベランダから見えるちょうどいい位置でお神輿が置かれたので、すかさず写真を撮りました。お神輿をかついでいた人たちが休憩している隙を狙って、パシャリ。

こんな写真が撮れました。

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お神輿のてっぺんで羽を広げているのは、鳳凰でしょうか?ちょっとユニークなお顔です。

そして、鈴がたくさんついています。お神輿がシャラシャラ鳴る音、私は好きです。

子供のころに、私もお神輿をかついだ経験があるんですけど、こんな風にマジマジと眺めたことはなかったなぁ。金色と朱色のコントラストが美しいです。繊細な細工が施されているんですよねぇ。芸術だな。

 夏祭りと少子化

いつの頃からか、地元の夏祭りにも少子化の影響が出ています。

女子が太鼓を叩く時代に

何年か前のことです。祭り太鼓を女の子が叩いているのを発見して、仰天しました。私が子供だった時代は、太鼓を叩くのは男子と決まっていたはずだからです。

女子は太鼓とは無関係だったので、太鼓を叩く役がどういう風にして決められたのか、まったく知らないくらいでした。

「女の子に太鼓を叩いてもらわないといけないほど、子供の数が少ないのかな……」と思うと、時代の流れをひしひしと感じます。

もしくは、男子よりも女子のほうがパワフルで、「私がやりますっ!」って感じだったのかな(笑)

ちょっと羨ましいですねぇ。私が子供の頃は、いくら女子が手を挙げても、「太鼓は男子の役目」ってアッサリ言われてオシマイだったでしょうから。

太鼓の子たちは、衣装も特別でカッコイイんですよ。私のクラスメイトにも、太鼓を叩いた子がいましたけど、ヒーローみたいな雰囲気がありました。

中学生も参加

お神輿をかつぐのは、子供たちがメインなんですね。小学生です。低学年では無理なので、5年生と6年生の子供たちがほとんどでした。

ところがですよ。いつの間にか、中学生がお神輿をかつぐようになっていたのです。女子が太鼓を叩いているのを見てビックリしたときのように、「えっ!?」と思いました。

どうやら、小学生だけでは数が足りないみたいです。

私たちの頃は、定員に対して子供の数が多かったんです。なので、お祭りに出たくても出ることができない子もいっぱいいたんですよ。

町内会ごとに参加できる人数が決まっていて、希望者が多かったので、くじ引きとかジャンケンで決めていました。

運よく、私は2回も参加することができましたけど、参加できなくて、残念な思いをした子はたくさんいたはずです。

それが、今では中学生にまで枠が広がってるんですよね。

おしゃれな女子中学生

中学生の女子のお神輿は華やかです。

みんな、とってもおしゃれさんで。きれいにメイクして、目の下にシールを貼ってみたり。髪を編みこんで、ステキなアップスタイルにしたり。

法被の着こなし方も女子中学生だけ、粋なんです。

「中学生になったら、こんなにお姉さんらしくなるんだなぁ」と、小学生のお神輿と地女子中学生のお神輿を見比べながら思うのです。

頑張れ!男子中学生

一方、男子中学生は、ちょっと元気がないかもですねぇ。「だりぃ~」っていう心の声が聞こえてきそうな表情で。

まぁ、実際、だるいと思います。猛暑の真っ最中に行われるお祭りですから。

今日は、スコールのような強い雨がザーッと降って、またカラッと晴れるという気まぐれなお天気でした。気温もちょい低めではありましたけど、やはり夏。日差しはとても強いです。

そんな中、たぬきのようなお腹をしたおっちゃんとショートヘアの小柄なおばちゃんが、響き渡るような大きな声を出してお神輿を先導していました。

お祭りを仕切るおっちゃんもおばちゃんも、ほんま、元気ですわ。毎年、そんな光景を楽しく眺めながら、元気をもらっております。おっちゃん、おばちゃんのパワー、ほんまにすごいよ。どこからあのパワーが出てくるんだろ。

 

 

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