福井県勝山市の恐竜博物館のお土産【大人向き】とってもなめらかでおいしいよ
近所に住む親戚が福井県勝山市の恐竜博物館に行ってきたということで、お土産をいただきました。
実は私も福井県の恐竜博物館に行ったことがあります。
ずい分前の話ですけれど、勝山市にあるスキー場でインフォメーションの仕事をしていたことがあって。「せっかくなので、恐竜博物館を見ておこう」と思ったわけですよ。
大阪から車で来てくれた彼氏と一緒に、「恐竜、どんなんやろ~」と心弾ませながら訪ねてみたところ、なんと休館だったという……。
あのときの脱力感と雪の白さ、気の抜けた笑いは今でも記憶に残っています。
さて、私がいただいたお土産はこちらです。
かわいらしい恐竜がモチーフとなった赤いパッケージ。「DINOSTORE」というのは、館内にあるミュージアムショップです。中を開けると、こんな箱が出てきましたよ。
福井県勝山市の恐竜博物館のお土産
左側に「フクイラプトル」、右側には「フクイサウルス」。2頭の恐竜の写真と共にユニークなイラストが描かれています。
恐竜博物館羽二重餅
中身は羽二重餅なのですが、この箱のデザインは図鑑みたいで、じっと眺めてしまいました。
と思いきや、このような美しい文字で書かれた和歌?も登場。達筆すぎて、なんて書いてあるのかわかりません(笑)
「知る人ぞ知る やわらかき 色つやのよき 羽二重……」と書いてあるのでしょうか。後半は読めないですねぇ。
恐竜の写真と達筆の歌とのギャップがおもしろいです。
恐竜博物館羽二重餅の包み紙には、箱に描かれてあったのと同じイラストが。
そして、肝心の羽二重餅はこちら。
きな粉がまぶしてあるものと白い粉がまぶしてあるものとがあって、ふたつの味が楽しめます。
この羽二重餅ね、もう、ほんっとにやわらかくて滑らかなんです。このとろっとろの舌触りが格別なので、羽二重餅がちょっと苦手な私でも、ペロッと食べてしまいました。
子供受けはしないと思うので、甘いものに目がない大人の方へのお土産におすすめです。
原材料
恐竜博物館羽二重餅はどのような材料でつくられているのか、原材料を記載しておきますね。
砂糖、餅粉、水飴、黒砂糖、きなこ(原材料の一部に大豆を含む)
ご覧のとおり、ごくシンプルな材料でつくられています。
保存料も防腐剤も使っていないので、一度開封したら、その日のうちに食べてしまってください。
福井県越前市にある新珠製菓株式会社が製造している和菓子です。
袋の開け方
親切なことに、袋の開け方がイラストを使って説明されています。
- ①羽二重餅を裏面を上にしてテーブルの上に置き、張り合わせた部分の少し下を持つ。
- ②左右にゆっくりと引っ張って袋を開ける。
- ③上記の方法で開けにくいときは、袋を縦に裂いて開封する。
開封時に注意すること
お餅に粉がたくさんまぶしてあるので、勢いよく引っ張って開けると、粉がそこらじゅうに飛び散ります。要注意です。
袋を開ける前によく振ると、粉がお餅にまんべんなくつきます。粉がお餅にきれいについていると、袋から取り出しやすくなります。粉がついていなくてお餅がむき出しになっている部分は、袋にべちゃっとくっつきます。
越前福井の羽二重餅
ここでちょっと、羽二重餅についてのうんちくを。
羽二重とは織物のことです。ふわっとやわらかくて光沢があるのが特徴です。
福井県は古くから絹の生産地として知られていました。福井の気候は絹の生産に適していたのです。
慶長6年、関が原の戦いの後に、松平秀康が越前藩主となりました。
当時、落ち込み気味だった絹産業をなんとかしなければと考えた松平秀康。絹織物の品質を高めるために尽力した結果、越前の羽二重は献上品として珍重され、全国的に知られるようにもなりました。
絹織物の羽二重をお餅で模したのが羽二重餅なのですね。まさに、上質の絹織物のようにふんわりとやわらかく、とろけるような味わいは、グルメな方の舌を満足させてくれると思います。
ちなみに、松平秀康の父親は徳川家康、養父は羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)です。歴史好きな方にも喜ばれそうなお土産です。
楽しいけど怖い恐竜博物館
恐竜博物館羽二重餅をお土産にくれた親戚は、小学校一年生の女の子を連れて勝山市まで出かけたんですね。その女の子に、「恐竜、どうだった?」と聞いてみると、「楽しかったけど怖かった~」とのことでした。
迫力満点ってことなのでしょうねぇ。恐竜さん、本物みたいに動いてますし、おもしろそうな特別展も開催されていることですし、私も一度は足を運んでみたい場所です。