日々これきらり

にっこり、ほっこり、きらり。春夏秋冬、毎日の暮らしの中で体験したことやお役立ち情報をつづります。

2017年節分の恵方は北北西です。今年の恵方巻きは家庭の味

2017年2月3日更新

今日は節分ですね。朝、近所のスーパーのちらしを見たら、ここぞとばかりに恵方巻きの写真がドドーンと載っていました。

「いや、これ、丸かぶりするの無理なんちゃう?」というくらいにふっと~いのり巻きがいろいろ掲載されています。母と一緒に「どれがいいかな?」と相談。よさそうなのをピックアップしたところで、母がスーパーへ。

それはもう、何事かと思うくらいに混雑していたそうです。ずい分前の節分に、日暮れ時にお寿司屋さんに恵方巻きを買いに行ったことがあったんですね。その時は、私の後ろに並んでいた人で売り切れになってしまっていました。

みんなが買いそうな商品は、早めに確保しておくのが賢い選択。みなさん、こういう行事、大好きなのでしょうか。きっちり、イベントに参加しますよね。

ここまでは、2016年の2月3日のお話。

2017年の恵方巻きは自宅でつくりました。

まずは、節分らしく鬼のお面をどうぞ。

鬼のお面

豆まき

この赤鬼さんのお面は、神戸の「吉田ピーナツ」さんの「福豆 小袋パック」についていました。ここのところは毎年、節分の頃に「吉田ピーナツ」さんの「福豆 小袋パック」を購入しています。

吉田ピーナツの福豆

この、全然強そうではない赤鬼さんがお気に入りだったりして。パッケージには、青鬼さんや黄鬼さんも一緒に描かれています。

福豆

ね、なんだか弱そうな鬼さんたちでしょ?一応、金棒を持ってますけれども。このゆる~い感じの鬼さんたちを見ると、ふふっと脱力してしまうのです。

新しいパッケージ

2017年も吉田ピーナツの福豆を購入したのですが、パッケージが変わったんですね。

鬼のお面は同じなんですけど、外袋のデザインがかわいくなってます!淡い色のカラフルな水玉模様が描かれていて、温かみがある雰囲気に仕上がっていますよ。私は新しいデザインのほうが好きだな。

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緑鬼さんも登場していますし。

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ご覧のとおり、へなちょこっぽいのが魅力です(笑)

福豆の小袋

パッケージの中には三角形の小袋がいくつも入っています。この商品は、豆まき用ではないということでしょうか。それとも、三角形の小袋をそのまままくのでしょうか。「小袋のまままいたら、後の掃除が楽でしょ?」ということで。しかも、豆は汚れず、きれいなままですし。

小袋は、表と裏で違う絵が描かれています。まずは、鬼さんたち。

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裏返すと、こうなります。お多福さんと梅の花。

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季節感と日本の文化が感じられる豆菓子です。

昔の豆は硬かった

豆まきなんてしたのは、小学生の頃くらいまでですねぇ。節分の豆は、年の数だけ食べるという習わしがあります。年の数プラス1個食べるという地域もあって、私はこちらでした。数え年で数えるから1個増えるんですね。

小さい頃は、きっちり数を数えて食べていました。「え~。こんだけしか食べられへんの?大人はいいなぁ」と思っていた記憶があります。祖母と一緒に暮らしていたので、年中行事はいろいろ教わりながら楽しんでいました。

ところで、子供の頃に食べた豆は硬かったという記憶があります。吉田ピーナツの福豆は、柔らかめなので食べやすくておいしいんですよ。だから、お気に入りなんです。

2017年の恵方

恵方は毎年変わるというのがおもしろいところです。2017年の恵方は、丁(ひのと)北北西やや右です。

恵方というのは、歳徳神(としとくじん)という神様がいらっしゃる方角なんですって。この歳徳神(としとくじん)という神様は、年神様のことなんですね。お正月にしめ縄を飾るのは年神様に来ていただくためでした。

そして、節分には年神様がいらっしゃる方角に向いて恵方巻きをいただきます。年神様はその年の福をもたらしてくれる神様なので、大事にされていたということなのでしょう。

日本って、仏教の国というイメージがあると思います。でも、季節の行事の由来を知ると、実は神の国なんだなぁと感じますね。

恵方巻き

祖母が一緒に暮らしていた頃は、「恵方巻きは黙って丸かぶりするもんや。食べ終わるまでは、しゃべったらアカン」と言われていました。

私は素直な子どもだったので(笑)一言もしゃべらずに、黙ってもくもくと食べていたものです。もちろん、ちゃんと恵方を向いてね。

でも、今ではべらべら話しながら食べちゃってますよ。恵方巻きは、いろんな味を食べたいので、包丁で切っちゃってますし。恵方巻きは、包丁で切ってはいけないんですよね、本当は。

なので、丁(ひのと)北北西やや右だろうが、やや左だろうが、おかまいなしです。

2017年の恵方巻き

今年の恵方巻きは、珍しく自宅でつくったものをいただきました。

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具は厚焼き玉子、いか、海老、小松菜、シーチキン、紅しょうがとシンプルです。

そして、余った具は甘めの煮物に。

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2016年の恵方巻き

我が家では、日本の伝統行事がイベント化してしまっております。今日、いただいた恵方巻きは4種類。「サーモンといくらの海鮮ロール巻き」、「鹿児島黒毛和牛巻き」、「海鮮大名巻き寿司」、「サラダ太巻き寿司」です。もはや、単なるグルメな巻き寿司であって、恵方巻きではないという気がしないでもないです。

恵方巻き

手前の左側が「鹿児島黒毛和牛巻き」です、980円のを買う予定だったのに、間違えて1580円のを買ってきてしまっています。和牛に等級があるらしく、A5等級の高級な和牛でした。とっても柔らかくておいしかったです。間違えたおかげで、舌を喜ばせることができました。

手前の右側が「サラダ太巻き寿司」、奥が「サーモンといくらの海鮮ロール巻き」です。「サーモンといくらの海鮮ロール巻き」は、にぎり寿司のように見えますが、切り口を見てみると、中に海苔が巻かれていて巻き寿司になっています。

そして、こちらが「海鮮大名巻き寿司」です。

海鮮大名巻き寿司

子供の頃に食べた恵方巻きは、もっと質素なものでした。そして、こんなに太くはなかったなぁ。子供の小さな口でも、なんとか丸かぶりできるくらいの巻き寿司だったんです。高野豆腐や桜でんぶが入っていて、ちょっと甘めのお寿司でした。

どこかで見たのですが、スイーツの恵方巻きなんていうのもあるんですよね。ロールケーキを細くしたような感じのものです。「ジバニャンの恵方巻き」もすごい人気なんだろうな。みなさま、商売上手でございますね。

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