日々これきらり

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朝掘りのたけのこが玄関に置いてあったわ!さっそく調理開始

先日のことなんですけど、朝掘りしたたけのこが玄関の前に置いてあったんです。ちょっと留守にしている間に。

近所の方が置いていってくださっていて。親切なことに、あく抜き用のぬかまでつけてくださっていました。

毎年、今くらいの時期に、どこからか朝取りの新鮮なたけのこをいただいていますねぇ。私自身は一度もたけのこを掘りに行ったことがないんですけれど。

今回は、ちょっとバタバタしていた日に届いたので、「あら、大変!」と嬉しい悲鳴。できるだけ早いうちに、あく抜きしないといけませんからね。

普段は使っていない大きなお鍋を引っ張り出して、調理開始。

翌日、たけのこご飯の他、2種類のお料理をつくっていただきました。

たけのこご飯

たけのこのあく抜き

まずは、あく抜きです。

難しいとか面倒とか思う人もいらっしゃいますけど、意外と簡単にできるものですよ。

あく抜きの方法

  • 外側の皮を数枚むく
  • 先端を斜めにカットする
  • 縦に切り込みを入れる
  • 浮いてこないよう落し蓋をして1時間から2時間ゆがく
  • 鍋のまま冷ます

手順としては、これだけです。

ぬかが手に入らない場合は、重曹で代用できます。重曹は掃除用のと食用のがあるので、食用のものを使うと安心ですね。

後、唐辛子もあく抜きに利用できるんですよね。唐辛子を長いままで1本使います。「確か、カットした唐辛子があったぞ」と思ってゴソゴソ探してみたら、賞味期限が切れていたので捨てました。一味でもいいと書いてあるのを見たんですけど、これホント!?

ゆがく時間は大きさや重さを見て調節します。ここは適当で大丈夫です。

たけのこの根元の硬い部分に竹串がスッと通ればOK。今回は、2本で1時間ちょっとゆがきました。私は竹串がなかったので、爪楊枝を刺しました(笑)短すぎだけど、スッと刺さってブクブクと泡が出てきたので、これでヨシってことで。

そして、鍋のまま冷ますというところがポイントです。水にさらしたりしないということですね。ぬかもすくわないで、そのまま置いておきますよ。ぬかがあくを吸い取ってくれるんです。鍋の中でじっくり冷ましているうちに、おいしくなるのね。

たけのこ料理

午後からあく抜きしたので、その日の晩ご飯には間に合いませんでした。翌日に、たっぷりいただきました。

まずは、定番のたけのこご飯。我が家では、いつも油揚げを入れます。油揚げを加えると、コクが出ておいしくなるので。

いつもは若竹煮もつくるんですけど、ちょっと飽きたなぁと思ったので、バター焼きにしました。バターでソテーして、お醤油をちょっぴりたらすだけ。ごくシンプルなお料理です。新鮮な素材だから、ゴテゴテ味つけせずに素材そのものを味わいたかったんです。

たけのこのバターソテー

そして、もう一品。姫皮の部分を汁物に。姫皮は、たけのこの先端にある柔らかい部分ですね。中華だしでつくったスープです。ほうれん草と卵も一緒に。

たけのこの汁物

いやぁ~幸せでした。旬のおいしいものをたっぷりいただいて。まだ1本残っていたので、その翌日に、甘辛い味をつけて炒め物にしました。

たけのこ掘り

この時期、たけのこが話題に上ることがよくありまして。

「今、あく抜きして冷ましてんねん」とか「たけのこは顔を出してしもたら、もうかとうて(硬くて)アカンねん。顔出す直前に掘らなアカン」とかね。

みなさん、どこの山に掘りに行ってるんだろう???

「行ってきたでー」という声とともに、ありがたくいただくばかりで。

自分で朝掘りしたら、いっそうおいしさが増すんだろうなぁ。

長岡京市の錦水亭

たけのこ料理といえば、京都府長岡京市にある「錦水亭」が有名です。明治時代から続いている老舗の料亭で、日本一のたけのこ料理が味わえることで知られています。

たけのこづくしのコース料理。「どんなお味なんだろう」と気になってはいるものの、まだ一度も行ったことがありません。数々のお料理の中でも、登録商標の「じきたけ」が気になります。秘伝のだしって、どんな味なんだろ。

たけのこの佃煮

「錦水亭」は、たけのこの佃煮でも評判を得ています。

昆布としいたけが入っているものや山椒ときくらげが入っているものがあります。山椒好きの私としては、山椒ときくらげバージョンが気になります。

佃煮は通信販売でも手に入れることができますので、興味がある方は取り寄せてみてください。

結婚披露宴

意外だったのは、結婚式の披露宴を行う場として利用されていることです。「錦水亭」のすぐ側に長岡天満宮があるんですね。長岡天満宮で挙式した後、「錦水亭」で披露宴を行うことができるそうです。

料亭で披露宴というのは、なかなか魅力的な選択じゃないですか。お庭や池の景観も楽しめますし。趣があるお座敷で、日本人らしい披露宴を催すことができます。

「やっぱり、和装でなければいけないのかな?」と思いきや、ドレスを着ている花嫁さんの写真がサイトに載っていました。洋装でもいいみたいですね。

ちょっと変わった有名料亭での披露宴。和食好きの方に喜ばれそうです。

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