日々これきらり

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強烈なわきがと加齢臭に効く【ミョウバン水の作り方と便利な使い方】

体臭が気になる季節になりました。こんな母の言葉を思い出します。

「お父さんの脇と加齢臭が混ざった臭い、どうにかならへんかな……」

父親はひどいわきがなので、気温が上がる季節は体臭がすごいんです。離れていても臭うくらいに強烈なのに、本人はまったく気にしていないのが困りもの。

年齢を重ねるにつれて加齢臭もひどくなり、今では2つの臭いが混ざっております。

「私、あの臭い、アカンねん」と困り顔の母。

そんな母に私が提案したのがミョウバン水でした。下の写真は「焼きミョウバン」ではなくて「生ミョウバン」です。我が家では、「生ミョウバン」を愛用しています。

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ミョウバン水の作り方

ミョウバン水の作り方は、とっても簡単です。ミョウバンを水道水に溶かすだけですから。

どれくらいの量の水に何グラムのミョウバンを溶かせばいいのか。一般的な割合は次のとおりです。

ミョウバンと水の割合

水2リットルにミョウバン50グラム、または少し濃い目にして、水1.5リットルにミョウバン50グラムという割合で溶かすのが一般的です。

「一度にこんなにたくさん使わないなぁ」という方は、少しの量をこまめに作ってみてください。

私は200ミリリットルずつ作っています。大量に作ってしまうと、鮮度が気になりますものね。気温が高い季節ですし。

水500ミリリットル

一般的な濃度の場合、水500ミリリットルだと12.5から16.6グラムです。

水100ミリリットル

水100ミリリットルなら、2.5~3.3です。

小数点以下までキッチリ測る必要はないので、大体このくらいという感じでOKです。

ここで一つ、覚えておかなければいけないのが、ミョウバンには2種類あるということです。

焼きミョウバンと生ミョウバンの違い

ミョウバンには焼きミョウバンと生ミョウバンがあります。

商品のパッケージを見れば、どちらなのかがすぐにわかります。「焼き」という文字が入っていれば焼きミョウバン。なければ、生ミョウバンです。

先に載せた写真には「焼き」という文字がありませんね。我が家では生ミョウバンを使っています。

水に溶けやすい

なぜ生ミョウバンを使っているかというと、焼きミョウバンよりも溶けるのが早いからなんです。

こんな風に、水に溶かして一晩置いておけば、翌朝から使えます。

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分量は1.5倍

生ミョウバンを使う場合、水に溶かす量は焼きミョウバンの1.5倍にします。量が多いのに溶けるのは早いんですねぇ。

先に記載した分量は焼きミョウバンで作る場合です。生のものを使うときは、分量を1.5倍にしてください。

ミョウバン水が効かない

ミョウバン水の効果が感じられないという方は、濃度を濃くしてみてください。

私の父のように、わきがや加齢臭がキツイ方の場合、一般的な濃度で使用しても効かないと思います。

我が家では、かなり濃い濃度で溶かしています。

どれくらい濃いのかといいますと、水200ミリリットルに対し、ミョウバン20グラムです。生ミョウバンだとしても、濃いですね。

これだけ濃くしてもまったく問題なく使用し続けています。そして、母は「あの臭いが気にならなくなった」と喜んでいます。

スプレー容器が詰まる

しばらくの間は、普通のスプレー容器にミョウバン水を入れて、シューッと脇の下に吹きかけて使っていました。

ところが、ある日、スプレーを押しても水が出てこないというとことがあったんです。スプレー容器が詰まってしまったんですね。おそらく、濃度が濃いからだと思います。

そこで、容器を変更しました。菊正宗の「日本酒の化粧水 高保湿」の容器に(笑)

化粧水の容器に変えてからは、一度も詰まっていません。この容器はスプレー式ではないので、ミョウバン水を手のひらかティッシュにとって脇の下に塗るという使い方になります。

靴下をつけ置き洗いする

父の靴下は洗面器でつけ置き洗いしているのですが、そのときに、ミョウバン水を使ってみたところ効果覿面!

嫌な臭いがとれるだけでなく、靴下がふんわり柔らかくなったんです。まるで柔軟剤を使ったかのように。

このことを発見した母は、「これはいい!」と嬉々として話してくれました。

脇の臭いがキツイ人は、足の臭いもひどいケースが多いですからね。ぜひ、靴下のつけ置き洗いをお試しあれ。

ミョウバン水のカビ取り効果

ミョウバン水には、カビを除去する効果があると耳にしました。

「へぇ~、カビ取り効果もあるなんて、スゴイやん」と思った私は、古い歯ブラシを握って浴室へと向かいました。お風呂場の隅に、ちょうどいい感じに育っているカビがあったんです。

「これで、黒カビちゃんともオサラバだわぁ」なんて得意げになりながら、ミョウバン水をたっぷりとふりかけて、歯ブラシでゴシゴシ。

ゴシゴシ……。

「あれっ?」

ゴシゴシ、ゴシゴシ……。

「全然アカンや~ん!!」

どれだけこすっても黒カビさんはビクともしなかったので、かなりビックリしました。

「ほんまに、カビ取り効果あんの?」って。

少しくらいは取れてもよさそうなのに、まったく取れませんでしたよ。

やり方が間違ってるんでしょうか? 重曹とかクエン酸なんかも使うのかな?

スティックタイプのデオドラント「デオクリスタル」

天然のアルム石を活用したデオドラントグッズもあります。

この記事の最初の写真をご覧ください。パッケージに硫酸アルミニウムカリウムと記載されています。

「デオクリスタル」に使われているアルム石も硫酸アルミニウムカリウムなんです。ミョウバンと同じ物質なんですね。

「いちいち水に溶かすのは面倒だなぁ」と思った方は、スティックタイプの「デオクリスタル」がお気に召すかも。

私はずい分前に、この商品を使っていた時期がありました。

アルム石は、氷砂糖のように少し透明感のある白い石です。これを水に濡らしてから、肌に塗ります。

1日1回脇の下に塗るだけなのに、ずーっと臭わないので感激した覚えがあります。

清潔なお肌に塗らないと効果が薄れるので、お風呂上がりに使うと効果的です。

ただ、手が滑って、床に落としてしまったことがあるんです。そのときに、割れてヒビが入ってしまいました。ヒビが入っても使えますけど、欠けたりすると、塗りにくくなるかもしれないですね。

「デオクリスタル」は、なかなか減らないというメリットがあります。ひと夏では使い切れませんでした。

スプレータイプのデオドラントとの違い

よくあるスプレータイプのデオドラントは、どうしても香りでごまかしてる感があるんですよねぇ。あと、スプレーするときに、鼻から吸い込んでしまうのがちょっと苦手です。

「デオクリスタル」は、ごまかすのではなく、臭いそのものがなくなるという感覚なので、私は好きです。使い心地はかなりいいですよ。脇の下に何かを塗っているという違和感もまったくないですし。

むしろ、「これでちゃんと塗れてるのかな?」と感じるくらいです。

アルム石を水で濡らすときに、蛇口の水で濡らそうとすると、容器の中に水が少し入ってしまうことがあります。そこがちょっと面倒かも。後の処理がね。

なので、脇の下に水分が残っている入浴後に使うと、手間いらずでラクちんです。

「デオクリスタル」2000円くらいするんですけど、一つでかなり長い期間使えるので、お得です。

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